「コクヨデザインアワード2022」受賞作品決定 “UNLEARNING“をテーマに開催し、国内外1,031件の応募作品から選出
また、本日授与されたトロフィーと表彰状も、テーマ『UNLEARNING』に即してその在り方を新たにデザインしました。リモート時代でも喜びを分かち合えるバーチャルなトロフィー(https://www.kokuyo.co.jp/trophy2022/)と、トロフィーにアクセスする「カードキー」としての表彰状です。
トロフィーは、月初から毎日形が変化して月末には応募総数1,031個の要素を持ったトロフィーが完成し、年間では12か月分12種類のトロフィーを楽しめます。全ての変化を見せた1年後には、NFTを付与した3Dデータが受賞者に贈られる予定です。表彰状は、ルーツである青銅器に立ち返り、紙ではなく銅板で仕上げました。表面には富山高岡銅器の着色技術を用い、1枚1枚風合いの異なる表彰状となっています。
受賞作品詳細
一般名称:ノート
作者:Emilie & Joseph (Emilie-Marie Gioanni Joseph Chataigner)
作品概要:色々な形と香りのお香ブロックを組み合わせ、これから過ごす1時間をデザインするお香時計です。慌ただしく過ぎゆく日常の中で自分のリズムを取り戻してほしいという思いから生まれました。移ろいゆく香りは、嗅覚を通して時間経過を優しく感じさせ、同時に気分をも変えていきます。絵や文章をかく時間、読書の時間、マインドフルネスやヨガ、アウトドアでのひと時など、自分らしい時間を過ごす時に使って欲しいと思います。
作者:mrk (武市美穂 上田和実 小林諒)
作品概要:さまざまな質感を描くことができる画材セットの提案。性質が異なる同色の画材で描画することで、素材感やマチエールといった、普段は意識していなかった「質感の世界」を広げてくれるプロダクトです。色使いが得意な画家がいるように、質感を使うことが得意な画家が出てくるかもしれない。色に違いがあるように、質感の違いを遊ぶ子供がいるかもしれない。モノを色で選ぶように、質感により注目して選ぶようになるかもしれない。多色な画材で絵を描くことが当たり前ですが、このプロダクトをきっかけに、多質な画材で絵を描くことも当たり前になる未来が訪れたら幸いです。
作者:21B STUDIO (時岡翔太郎 コエダ小林 有村大治郎)
作品概要:種や房といった、果実の構造を模したシェイカー。振ったり転がしたりすることで、果実ごとに個性ある音を奏でます。形から音を、音から中身を想像する体験によって、「目で聴く」「耳で視る」といった知覚の相互作用を促し、五感の学びほぐしを行うプロダクトです。楽器で五感を楽しむ体験が、想像することの豊かさに繋がるよう期待します。
作者:21B STUDIO (時岡翔太郎 コエダ小林 有村大治郎)
トロフィー イメージ動画
コクヨデザインアワードについて
コクヨデザインアワードは、ユーザー視点のものづくりの推進を目的に2002年にスタートしました。以後、ほぼ毎年開催し、今回の開催で19回目を迎え、国内のデザインコンペティションの中でも歴史あるコンペティションとして認知されています。
受賞作品の商品化検討を前提にしたコンペティションは国際的にも珍しく、また、審査員には国内外で活躍するトップクラスのクリエイターを迎えていることから、近年は海外からの応募者が半数近くを占めるなど、国際的なコンペティションとして発展しています。
商品化されたアイテムの中には、MoMAのパーマネントコレクションに認定された「カドケシ」や、国際的な広告やデザインの賞を多数受賞した「なまえのないえのぐ」、iF Design Awardを受賞した「本当の定規」などがあり、そのほかにもこれまでに20作品の商品化を実現しました。商品化プロセスにおける受賞者との協業を通じて、若手デザイナーの成長の支援や活躍の礎づくりにも力を入れています。
コクヨデザインアワード2022審査員プロフィール
Whatever
チーフクリエイティブオフィサー
Whateverチーフクリエイティブオフィサー/共同創設者。BBH、180、Wieden & Kennedyといった世界のクリエイティブエージェンシーでクリエイティブディレクターを歴任後、クリエイティブ・ラボPARTYを設立。そこでクリエイティブディレクターであると同時にPARTY NY及びTaipeiのCEOを兼任し全てのグローバルビジネスを担当した後、2019年新たなクリエイティブスタジオWhateverを設立し、チーフクリエイティブオフィサーに就任。数々のグローバルブランドのキャンペーン企画を始め、プロダクトデザイン、テレビ番組開発、ミュージックビデオの演出など活動は多岐に渡る。カンヌ広告祭をはじめとした世界の数々の賞を受賞し、アメリカの雑誌Creativityの「世界のクリエイター50人」やFast Company「ビジネス界で最もクリエイティブな100人」、AERA「日本を突破する100人」などにも選出されている。
Atelier Tsuyoshi Tane Architects 代表
建築家
建築家。1979年東京生まれ。Atelier Tsuyoshi Tane Architectsを設立、フランス・パリを拠点に活動。場所の記憶から建築をつくる「Archaeology of the Future」をコンセプトに、現在ヨーロッパと日本を中心に世界各地で多数のプロジェクトが進行中。主な作品に『エストニア国立博物館』(2016)、『新国立競技場・古墳スタジアム(案)』(2012)、『Todoroki House in Valley』(2018)、『弘前れんが倉庫美術館』(2020)など多数。フランス文化庁新進建築家賞、ミース・ファン・デル・ローエ欧州賞2017ノミネート、フランス国外建築賞グランプリ2021、第67回芸術選奨文部科学大臣新人賞など多数受賞 。著書に『田根 剛 アーキオロジーからアーキテクチャーへ』、『TSUYOSHI TANE Archaeology of the Future』(いずれもTOTO出版)など。
デザイナー
1976年香川県生まれ。デザイナー。2002年自身のスタジオを設立。
デザインする状況をデザインするという考えのもと、空間からプロダクトまで国やジャンルの境界を超えたプロジェクトを手がける。現在、大阪、フランス、オランダ、デンマークを拠点に活動。作品所蔵:Stedelijk Museum Amsterdam (オランダ アムステルダム 現代美術館)、CNAP(フランス国立造形センター) パーマネントコレクション等。共著に「リアルアノニマスデザイン」(学芸出版)、「ゼロ年代11人のデザイン作法」(六曜社)等。
TAKT PROJECT 代表 / デザイナー
デザインを通して「別の可能性をつくる」実験的な自主研究プロジェクトを行い、国内外の美術館や展覧会で発表・招聘展示。
その成果をベースにクライアントと多様なプロジェクトを展開している。
主な受賞に、Dezeen Awards Emerging Designers of the year 2019、Design Miami/ Basel Swarovski Designers of the Future Award 2017、iF Design Award、Red Dot Design Award、German Design Award、第25回桑沢賞など。また作品は、香港の美術館M+に収蔵されている。
コクヨデザインアワードについて
コクヨデザインアワードは受賞作品の商品化と、商品化を通じたデザイナーの活躍の礎づくりを目的とするプロダクトデザインのコンペティションです。2002年に創設され、今回の開催で19回目を迎えました。
受賞作品の商品化を前提とする点は世界的にも珍しく、また、審査員には国内外で活躍するトップクラスのクリエイターを迎えていることから、近年は海外からの応募者が半数近くを占めるなど、国際的なコンペティションとして発展しています。
これまでに商品化されたアイテムの中には、MoMAのパーマネントコレクションに認定された「カドケシ」や、国際的な広告やデザインの賞を多数受賞した「なまえのないえのぐ」、iF Design Awardを受賞した「本当の定規」などがあり、そのほかにもこれまでに20作品の商品化を実現しました。近年は、商品化プロセスにおける受賞者との協業にも力を入れています。
LINE
- @kokuyo_da
・FacebookおよびFacebookロゴは、Facebook,Inc.の商標または登録商標です。
・Twitterは、米国また他国々におけるTwitter,Inc.の登録商標です。
・LINEは、LINE株式会社の商標です。
お問い合わせ
- ※お客様の個人情報のお取扱いについて お客様からご連絡頂きました個人情報は、本件の目的以外には一切使用致しません。