2月10日(0210=レフト)は“左利きの日“!利き手問わず切りやすい(※)コクヨの「ハサミ<サクサ>」を多様なお客様が利用する施設へ寄贈 事前に実施された寄贈式の様子と、実際に使用した方の声をレポート

文具・日用品製品2025年02月10日

コクヨ株式会社(本社:大阪市/社長:黒田 英邦)は、コクヨ独自のインクルーシブなものづくりプロセス”HOWS DESIGN(ハウズデザイン)を取り入れ、さらに様々な方にとって使いやすいようリニューアルした「ハサミ<サクサ>」を、より多くのお客様にご体験いただけるよう、インクルーシブ視点での取り組みを行っている「神奈川県川崎市」と「シブヤフォント」へ2月上旬に寄贈しました。
それに伴い事前に実施された寄贈式の様子と、実際に使用した方の声をご報告いたします。
※基本構造は右利き用ハサミと同様です。

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(左)川崎市こども未来局長への贈呈、(右)一般社団法人シブヤフォントへの贈呈 の様子

今回の寄贈では、川崎市に300丁、シブヤフォントに10丁の「ハサミ<サクサ>」を寄贈しました。
「川崎市」には、児童の健全な育成を図るために設置され、児童の地域での遊びの拠点となっている「こども文化センター」58館、「民間児童館」1館へ寄贈をしました。「シブヤフォント」では「シブヤフォントラボ」へ10丁寄贈し、今後のワークショップでシブヤフォントラボの担当者や障がいのあるアーティスト、来場したお客様などがハサミ<サクサ>を活用される予定です。
寄贈式では、実際に左利きの方にも試してもらうなど、ハサミ<サクサ>を使った工作体験を実施しました。インクルーシブデザインを通じて生まれた「ハサミ<サクサ>」を、多様なお客様が利用する施設に寄贈することで、利き手や身体的特徴を問わず快適な使用体験をお届けしたい、また、新たな気付きの機会につなげたいとの想いから、今回の寄贈を実施いたしました。

■川崎市 こども未来局長 井上純様 コメント

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「川崎市は多様性を大事にし、認め合うことで新しい魅力や価値を生み出すことができるまちを目指しています。寄贈先に川崎市を選んでいただき大変嬉しく思っています。ハサミはこども文化センターや民間児童館で利用者や職員が大切に使用させていただきます。
これからも川崎市はこどもたちや青少年の健全な育成に向けて取り組みを推進していきたいと思います。」とコメントしました。
また、こども未来局の菊池課長は、「こども文化センター及び民間児童館は、令和5年度でのべ160万人以上の方に利用していただきました。季節や時期に合わせて、お祭りや工作などのイベントを開催しており、提灯や七夕のかざりなどの作成も行っているため、その際に今回寄贈いただいたハサミ<サクサ>を使用させていただきます。また、施設内の飾りの作成等の事務作業にもハサミを活用させていただきます。」とお話されました。

■シブヤフォント 代表理事 磯村歩様 コメント

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「シブヤフォントでは、障がいのある人とそれ以外の人々が、支援する、支援されるという関係ではなく、互いにフラットな関係性で新しい価値を作る「インクルーシブデザイン」の考えを大切にしております。
これまで、障がいのあるアーティストと、デザインを学ぶ学生の共創によってできたフォントやパターンが、100社以上の企業に採用いただきました。コクヨもその一社です。
障がいのある人を含め、シブヤフォントには400名以上のネットワークがあります。コクヨ様も障がいのある人をリードユーザーとして対話しながら開発プロセスを推進されているとのお話がありましたが、今回の寄贈を皮切りに、シブヤフォントとコクヨ様との「開発プロセスが終わってからのコラボレーション」を行い、「商品発売後」もインクルーシブデザインの理念で一緒によりよい共創ができればと思っております。」とお話いただきました。

■実際に使用した方のコメント

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川崎市こども未来局長は、ハサミの切れ味に「以前のハサミ<サクサ>に増して切れ味が良い」とコメントいただき、左利きの職員の方は、「小さい頃から左手では上手に切ることができず、日頃諦めて右手で切っています。左手でハサミを使用したのは、数十年ぶり。」、「工作が苦手でしたが、幼少期にこのハサミ出会っていれば苦手意識も克服したかも。」とコメントしました。また、他の職員の方は「特にビニールや薄いものは、ハサミでは切りづらかった。(切れ味を体感して)以前のハサミにはもう戻れない。」と感動を口にしました。
また、シブヤフォントの寄贈式では、バレンタインワークショップ※として、ハートが描かれた紙や、キルトやモールで作られたハートのデザインをハート型に切り取り、オリジナルメッセージカードを作っていただきました。寄贈されたハサミ<サクサ>の滑るような切れ味に皆様驚かれていました。手先をうまく動かしづらい障がいのある人にもご体験いただき、「もともと左利きだったが、小さいころに左でハサミを使うと (ハサミの柄が手にあたり)手が痛かったので右手でハサミを使うようになった。右手に麻痺が出たので再度左手でハサミを使うようになったときは、自分で思うように切っている感覚がなかったが、ハサミ<サクサ>は自分で切っている感覚があってとってもよい。」とコメントをいただきました。
※シブヤフォントラボで実施予定

■コクヨ株式会社 サステナビリティ推進室 理事 井田幸男 コメント

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コクヨのインクルーシブなものづくりプロセスの「HOWS DESIGN(ハウズデザイン)」は、リードユーザーとの対話を通した「気づき」を起点に、社会全体が使いやすい商品の開発に取り組んでいます。今回の寄贈先は、「多様性を認め合うこと」「対話」「つながること」を大切にしている団体で、コクヨの「HOWS DESIGN」で大切にしている要素と共通の考えがあると感じ、寄贈に至りました。
HOWS DESIGN」では、リードユーザーのお声を聞き商品開発を行ってまいりましたが、実際に発売した後にリードユーザーのお声とは違うご意見を持つ方もいらっしゃるかと思います。
今後は、発売前だけではなく、発売後のユーザーの声を聞いてさらなる「気づき」を得る機会をつくることで、よりよい商品づくりに繋げていきたいと思っております。今回の寄贈を通して、多くのユーザーに「コクヨ<サクサ>」触れていただき、ユーザーからのお声を「気づき」に変えて今後の商品開発に取り組んでまいります。

■寄贈商品:「ハサミ〈サクサ〉」シリーズについて

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刃タイプ :左からスタンダード刃、グルーレス刃、フッ素・グルーレス刃、チタン・グルーレス刃
特 徴  :今回のリニューアルに際して、ハサミ業界初※の『傾斜インサート』構造を搭載しました『傾斜インサート』とは、ハンドルに対して刃を傾けて成型する手法のことです。ハンドルを開閉するだけで刃と刃の隙間が小さくなるよう作用するため、使用者の利き手や技量に関わらず切りやすく、特にビニールのような薄いものに対して効果を発揮します。
※ハサミ業界における傾斜インサートについて/20233月 コクヨ調べ
メーカー希望小売価格(税抜):スタンダード刃 480円、グルーレス刃 630円、フッ素・グルーレス刃 980円、チタン・グルーレス刃 1,270


※今回の寄贈商品はハサミ<サクサ>グルーレス刃となります。



■HOWS DESIGNについて

コクヨは特例子会社・コクヨKハートや多様な社外の仲間とともに、インクルーシブデザインによって社会のバリアを発見し、誰もが自分らしくいられる社会をつくることを目指しています。コクヨではこのプロセスに「HOWS DESIGN」という名前をつけて、社会の様々なバリアに阻まれている当事者の方々との共感・共創によるモノづくり・コトづくりを進めています。コクヨは、身体的特徴を問わず、だれもが同じ体験ができ、共有できることを目指していきます。

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