コクヨオリジナルモデル、オフィス専用「temi」の検証開始 立体的な動きと存在感の演出により、ハイブリッド会議におけるリモートワーカーの“疎外感”を解消
コクヨ株式会社(本社:大阪市/社長:黒田 英邦、以下:コクヨ)は、株式会社hapi-robo st(本社:世田谷区/代表取締役社長:富田 直美、以下:hapi-robo st)と、テレプレゼンスロボット「temi」のオフィス専用コクヨオリジナルモデルを共同開発し、その検証を開始します。また、11月7日(月)より同ロボットをコクヨ東京品川オフィスTHE CAMPUS内 「KOKUYO OPEN LAB.(コクヨオープンラボ)」にて展示します。
■背景
コロナ禍においてハイブリッドワークの定着化が進む中、オフィスワーカーとリモートワーカーが混在するハイブリッド会議において、リモートワーカーの存在感が薄くなる“格差”の発生という課題が生まれています。例えば、ディスプレイに映し出されるリモートワーカーの表情が小さい、オフィスワーカーの立体的な動きや資料のやり取りをリアルタイムで見ることができないといった状況が挙げられます。それが原因で会議に能動的に参加できないリモートワーカーの疎外感を解消し、仕事へのモチベーション向上に繋げる方法として、「KOKUYO OPEN LAB.(コクヨオープンラボ)」では2020年からテレプレゼンスロボット※の検証を実施しています。このオフィスワーカーとリモートワーカーがあたかも同じ空間で会議に参加しているかのように感じられる仕組みの構築を目指すなかで、この度hapi-robo stが扱う「temi」の制御部のみを提供する新サービス「temiプラットフォーム」を国内で初めて採用。家具開発のノウハウを持つコクヨのオリジナル筐体を組み合わせたオフィス専用の「temi」のプロトタイプを開発しました。
■テレプレゼンスロボット「temi」・「temiプラットフォーム」サービスについて
世界中どこにいてもコミュニケーションを可能とするパーソナルアシスタントロボット「temi」。AIアシスタンス機能の搭載と自律走行型の設計により、自ら障害物をよけて移動することが可能です。また、WEB会議機能も搭載されており、ワークシーンにおいては、リモートワーカーがロボットに憑依するようにしてオフィスで行われている会議に参加することができます。「temiプラットフォーム」は、そんな「temi」の全てをプロ用途に自由にカスタマイズできるようパワーアップした夢のロボットモジュールです。
■「temi」オフィス専用コクヨオリジナルモデルについて
主な特徴は、上下昇降機能とオフィスでの設置を考慮したデザインです。
上下昇降機能を取り入れることによって、オフィスで働く様々な姿勢のワーカーと「目線を合わして会話する」ということが可能になりました。また、従来の「temi」同様、視点変更や移動など遠隔操作が可能で、オフィスにおける会話や資料のやりとりなど立体的な動きをリアルタイムに確認することができます。
デザインにおいては、ソファーなどのオフィス家具にも用いられ、私たちが日々身に纏う素材である「布」をデザインに採用。オフィス空間を移動し、人とコミュニケーションを取る「temi」を、より親しみのある存在にすることを目指しました。
■KOKUYO OPEN LAB.について
KOKUYO OPEN LAB.は、コクヨ東京品川オフィスTHE CAMPUS内にある開かれた実験空間です。様々な企業と、それぞれの想いや知見、技術を持ち寄り、少し先の働き方や暮らし方を考える「実験」を行っています。その過程は展示スペースやWEBサイトにてオープンに発信し、働くことや暮らすことをより豊かにする技術・仕組みの社会実装を目指しています。
名称: KOKUYO OPEN LAB.(コクヨオープンラボ)
所在地: 東京都港区港南1丁目8番35号 THE CAMPUS(ザ・キャンパス)南館2階
■株式会社hapi-robo stについて
社名: 株式会社hapi-robo st
代表者: 澤田秀雄(代表取締役会長)、富田直美(代表取締役社長)
設立: 2016年7月1日
本社: 東京都世田谷区等々力6-27-17
事業内容: ロボット及び先端技術の開発及び販売、投資、コンサルティング
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