「Display Direct(仮称)」の概念実証を「THE CAMPUS」にて開始 ~チームの議論を活性化させるワイヤレス・非ミラーリング型の新たな画像表示ツール~
コクヨ株式会社(本社:大阪市/社長:黒田 英邦)は、株式会社PFU(本社:石川県かほく市/代表取締役社長:半田清/以下、PFU)の協力のもと、現在開発中の新しい画像表示ツール「Display Direct(ディスプレイ ダイレクト)(仮称)」のプロトタイプを、2021年2月15日(月)よりコクヨの働き方の実験場「THE CAMPUS(ザ・キャンパス)」内のオープンラボに設置し、2022年の発売を目指して概念実証を開始します。
「Display Direct(仮称)」は、複数人で行う会議や打ち合わせなど各人のパソコンなどの端末から共有ディスプレイに画面投影をするシーンにおいて役立つ、これまでにないワイヤレスかつ非ミラーリング型の文書出力表示技術を採用した(特許出願済み)新しい画像表示ツールです。操作も非常に簡単で、パソコンなどから印刷指示の要領で本体に送信された資料は、画像ファイルとして格納され、ディスプレイ上に表示されます。また、個別に送信された複数の資料は、あたかも1つの資料であるかのように時系列に統合されるため、会議終了後に一括ダウンロードすることが可能です。画面は専用のリモコンを使用すれば、誰でもページ送りなどの操作ができるため、資料を共有する人がパソコン操作から解放されることで、全員参加型の議論が活性化し、チーム内のコラボレーションを促進する効果が期待できます。
「Display Direct(仮称)」の開発経緯
コクヨは、PFUの協力のもと、「Display Direct(仮称)」の開発を2020年から進めてきました。このたび、新しい時代の働き方の実証実験を行うコクヨ東京品川オフィス「THE CAMPUS」内のオープンラボ開設に伴い、そのプロトタイプを設置し、オフィスにおける新たな会議シーンを創出する概念実証を開始します。
複数人で画面共有を切り替えながら行うこれまでの会議では、パソコン画面の共有に伴う接続作業や操作の煩雑さにより、議論の停滞や発言者の偏りといった課題がありました。この課題を解消するために、表示したい資料をディスプレイ(に接続された本機)に送信するだけのシンプルな設計にすることで、会議時間の短縮や、誰もが議題に没頭し創造的なアイデアを出しやすくなるなどの効果が期待されます。
また今回の概念実証では、会議の場で手書きメモを共有したいといったシーンが想定されており、PFUのパーソナルドキュメントスキャナー「ScanSnap」との連携を可能とし、デジタルとアナログを融合した、新たな会議スタイルの検証が可能となります。
今後はチームの議論の活性度合いを検証するため、このプロトタイプを使用して、ユーザー視点のフィードバックが得られるよう、参画パートナーを募ることも検討しています。さらに、リアルに集まることの意義が見直されるニューノーマルな時代の働き方に向けて、ツール自体の有効性のみならず、コラボレーション型の会議に最適な空間レイアウトや家具のセッティングについても検討を進めていきます。
事業開発統括部・技術開発統括部担当 宮内 康範様からのエンドースメント
今後もコクヨ様との協業を通じて、より効果的な会議スタイルの実現を目指すと共に働き方改革の促進に貢献してまいります。
・「ScanSnap」は、株式会社PFUの日本における登録商標または商標です。
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