事業のヨコク ―全役員が発表!わたしの部門のヨコクは!?―

トピックス2023年10月11日

コクヨは「ワクワクする未来のワークとライフをヨコクする。」をパーパスに掲げ、様々な取り組みにチャレンジしています。このパーパスを社員一人ひとりが「自分ごと」として捉え、社員一人ひとりが自分の携わる業務とのつながりを感じ、自らの「ヨコク」を考えるきっかけとしてもらうために、全役員が自部門についての「事業のヨコク」をムービー型式で発表しました。社員一人ひとりが自分の「ヨコク」をまず言葉にすることから始め、会社全体に浸透させようとする取り組みが始まっています。

(動画はこちら)

全役員が発表!わたしの部門のヨコクは?
グローバルステーショナリー事業本部長 黒田 英邦 のヨコク
ステーショナリーには大いなる可能性があることを証明します!?
黒田英邦

社内や世の中にある、「文房具業界は低迷している」「オワコンだ」というムードを打破したいと思っています。そのために重要なのは“エモさ”。というのも、文房具は学生にとって青春そのものだと思っているからなんです。学生生活を盛り上げたり、受験や日々の学びに寄り添ったり。特に日本の学生は、文房具に求めることのレベルが非常に高い。それに応えようとメーカーは頑張ってきました。つまり、彼らの思いが日本の文房具の機能性や品質を高めたと思うんです。コクヨの工場を見ても、ノート一冊の品質にかける熱意とこだわりは尋常じゃない。気が遠くなるほどです。そこがコクヨのユニークさである反面、それだけではもったいないとも思っていて。真面目さや誠実さだけでなく、コクヨのユニークさやクリエイティビティをもっと発揮するために大切なのが、エモさなんです。

日本だけでなく、世界中の学生の青春を、学びをサポートしたい。世界を舞台にエモいアプローチでユーザーの感情に訴える商品・サービスを追求したい。そこに、新たな企業価値を見出せると考えています。

グローバルステーショナリー副事業本部長 福井 正浩 のヨコク
心を動かす文具で世界中の創造性を成長させます!?
福井正浩

コクヨの強みは、118年の歴史のなかで培ってきたユーザー起点の企画開発力と、それらを実現する確かな技術力。この強みを生かして、私たちがユーザーに届けてきたものは、文房具であり体験そのものです。例えば、日常的に文房具を使う学生たち。中高生であれば、厳しい受験を乗り越えられるよう、少しでも前向きに受験勉強に臨んでほしいですよね。機能的価値はもちろん、文房具によって勇気づけたり気分が上がったり。人が本質的に持っている成長しようとする力、より良くありたいという意欲を引き出すことで、学習時間だけでなく、人生だって豊かにできる。文房具には、それくらいの力があると信じているんです。そして、コクヨが提供してきたこれらの体験価値は、世界のユーザーにも共感してもらえると自負しています。時代や国が異なっても、「学び方の変化」「学生の自己表現の変化」「大人のこだわりの変化」という3つの変化がある限り、新たな体験価値を届けるチャンスはあるから。それが私たちのミッションでありビジョンです。

すでに、特に活況な中国市場を中心に、グローバルなチャレンジは始まっています。自分の業務範囲にとどまらず、誰にでも常にチャレンジする権利があり、そのためのフィールドが広がっているということを伝えたい。多くの社員とともに、国内外にコクヨらしいユニークな体験価値を届け続けたいです。


グローバルステーショナリー副事業本部長 井上 雅晴 のヨコク
アジア中の学生の気分も成績もアゲます!?
井上雅晴

中国でスタートしたステーショナリーの海外事業も、今や売上高100億円を超える規模に成長。広くアジアに照準を当てた新たな展開が始まっています。中国で成功の鍵となったのが、女子学生をペルソナに設定し、さまざまな角度から分析したこと。その分析のなかで印象的だったのは、店舗で欲しかった文房具を見つけたときのキラキラした表情でした。彼女たちは「かわいい」「持っているだけで気分が上がる」ものを選んでいるのであって、理屈じゃないんだと感じました。文房具には、そうさせるだけのデザイン性や機能性がぎゅっと詰まっているんですよね。


とりわけ、厳しい校則や熾烈な受験争いのもとで、抑圧された学校生活を送るアジアの学生たち。アイデンティティを発揮するツールが制限されたなか、限られたお小遣いで、自分の将来を託す文房具を購入しています。そんなワクワクをアジア中で生み出し、未来を担う子どもたちの学びを支えられるのは、コクヨだけだと思うんです。幅広いカテゴリーをカバーするコクヨ商品は、学生生活のいろいろな場面で多くのワクワクを提供できる。メンバーには、そんなコクヨの仕事に誇りを持ち、固定概念や経験にしばられることなく、誰もしたことのないチャレンジをしてほしいです。

ワークプレイス事業本部長 矢田 章 のヨコク
世界に誇れる日本の新しい『働きがい』を拡げます!?
矢田 章
今のコクヨは、「働きがい」に満ちているのだろうか。そもそも、「働きがい」とは何かを考え続けてきました。私の考える「働きがい」とは、社員みんなが安心・快適に働ける「働きやすさ」、成長を実感しながらやる気をもって働ける仕事の「やりがい」。AIの飛躍的な進歩によって、仕事のスピードは格段に上がったけれど、人間が存在する以上、働くという行為はなくなりません。AIには担えないからこそ、もっと「働きがい」を追求して、働くの質を上げたい。一方で、繊細さ、勤勉さ、チームワークなど、日本の企業やワーカーが受け継いできた美徳があります。コクヨは、そうした日本の働くを考え続けてきた企業としては、トップクラスだと自負しています。
日本一=世界一と言える、世界に通用する強さがあるはず。コクヨが発信する働く「場」と「仕組み」、そして「働き方」を通して、日本中の企業をキラキラと輝かせたい。「働きがい」にあふれた世界をつくる、その力になりたいと考えています。


ワークプレイス副事業本部長 小野 公輔 のヨコク
お客様と共に『働く』をもっと面白くします!?
小野 公輔

私たちが今、チャレンジしているのは、営業という仕事の再定義。お客様にとっての自分たちの価値、存在意義などを議論し始めています。現在のように目まぐるしく変化する社会においては、これまでのように目前の利益を追って「ただ商品を売って終わり」ではなく、お客様が「働くことが面白い」と感じるような提案、提供ができるようになることを目指していきたい。世の中に隠れた未充足ニーズを捉えた提案ができるかが重要であり、そこに存在意義があるのではないかと感じています。そこで、新たな価値を見出すため、同じ意識を持つ仲間を増やすためのチャレンジを始めているのです。
もちろん、日々の営業活動を展開するなかで、自分たちが仮説・提案したものがお客様のニーズを捉え、受注につながればやっぱりうれしいし、営業という仕事の醍醐味を感じます。ただ、自分たちが受注したことを喜ぶのではなく、常にお客様を主語にして語れる組織でありたい。既存の営業活動と新たな価値の提供、そのどちらもお客様のイノベーションを実現するための手段。お客様がその事業においてこれからどうありたいか、どのように変化したいかを掘り下げ、お客様のイノベーションに貢献したいと考えています。

ワークプレイス副事業本部長 森田 耕司 のヨコク
世界中のこれからの働き方をカスタムメイドします!?
森田 耕司

工業生産でありながら、オーダーメイドに限りなく近い製品を世界で一番うまく創り・作り、お客様とりわけエンドユーザーの心の琴線に触れる価値を届けるメーカーを目指します。いわゆるマス・カスタマイゼーション。生産性を維持しつつ、多様化するお客様のニーズに対応し得る生産方式です。これを実現可能にするのがWP独自のものづくり思想、CoSMOコンセプト。複数シリーズ共通のパーツをつくり、多数ある構成部品を組み合わせ提案することで、お客様にとってはオーダーメイドのような価値提供ができます。これに紐づけて、価格・納期の算出や受発注業務をスマートに処理するユーザーインターフェースと、無理・無駄・ムラのない工業生産を可能にする生産システムの構築も必要です。
さらには、このCoSMOコンセプトをグローバル化したいと考えています。時代や国によって、お客様の働き方は変化するもの。共通パーツは世界で一番うまく生産できる工場で作り、各エリア固有のローカルニーズに応えるため、オプションパーツはその販売拠点の近くで現地生産する。そんなものづくりと共に、売って終わりではなく、お客様の働き方をアップデートしながら、各ブランドを長く愛用していただけるように考えるのも私たちの役割です。

海外ファニチャー事業本部長 大田 豊 のヨコク
ワクワクする働き方を世界中に届けます!?
大田 豊

コクヨの国内ワークプレイス事業の強みは、お客様の課題を働き方や働く空間を工夫することによって解決しようとするアプローチ。この強みを生かして、世界中のワーカーの働き方をよくしたいと考えています。
今、FN事業のグローバル展開に大きく踏み出せるのは、香港のオフィス家具メーカーであるLamexを完全子会社としたことがきっかけです。これはかつてない大チャンス到来だと実感しています。というのは、私たちが中国を皮切りにASEAN諸国の市場に踏み込んだのが20年以上前。しかしながら肝心かなめのオフィス家具生産機能を現地に持てず、メーカーポジションではなく流通ポジションでの事業展開を強いられてきました。各地の日系企業を中心とするお客様の内装や設計業務を受注しながら、なんとか収益を出そうと四苦八苦。そうした時代を経てようやく得たチャンス。Lamexとコクヨがお互いの強みを交換し、弱みを補うことで、描ける戦略が大きく変わりました。これまで点で展開していた事業を面で展開できるようになり、他地域でも同じようなチャンスが生まれ得るということ。日本の強みを生かし、世界中の企業・ワーカー双方のハッピーに貢献できるユニークな組織を目指します。

ビジネスサプライ事業本部長 宮澤 典友 のヨコク
働く人の気持ちを一番理解しているデジタルプラットフォームになります!?
宮澤 典友

未来のサプライビジネスを描くとき、働く人のいるところなら、宇宙にだって届けたいと思っています。お客様とサプライヤー、社員を含む全ての働く人に“価値ある体験”を生み出したい。“価値ある体験”によってお客様のWork Styleを変革して行きたい。例えば、思い描いただけで欲しいモノが届くようなサービス。発注までにかかる時間をゼロにできれば、より価値の高い仕事にシフトができたり、働く時間を減らせたり。つまり、人生の時間の使い方が変わると考えています。それが、“価値ある体験”。これを実現するためには、テクノロジーをもっと活用するためのチャレンジが必要です。
その一つがAIやデータの活用。コクヨの持つクリエイティビティを発揮した着想や着眼点によるユニークなアイデアを実施するために始まったのがKOKUYO DIGITAL ACADEMYであり、GPTラボ。学びと実践の場を設け、テクノロジーを活用できる人材育成を進めることで社員のスキルアップにつなげるとともに、ビジネスの競争力を高めたいと考えています。

経営企画本部長 内藤 俊夫 のヨコク
ヨコクのロマンをもっと加速させるそろばんになります!?
内藤 俊夫

売上5,000億円を実現するために、売上ではなく収益性を重視し、資本効率や投資効率を意識した事業展開が必要です。そのために、2023年から成長戦略会議を立ち上げ、それぞれの事業に対して、今後の方向性や各領域にどう投資するかを議論、提示しています。経営企画本部として重要なのは、ロマンとそろばんを両立させること。私たちは事業を行う部署ではないので、ロマンを実現することを全力で後押ししながら、そろばんによる計算もしなければなりません。メンバーには、既存事業への理解を深めてサポートするだけでなく、着実に牽引してほしい。また、すぐに結果が出ない新規事業に関しては、立ち上げまで、粘り強く走り続けてほしいと思っています。
コクヨが大切にしてきた「実験カルチャー」に基づく新規事業が次々と芽吹いています。事業領域を拡張するということは、多様な事業が生まれ、他分野の企業と提携・協業する機会も増えるでしょう。そこに対応できる多様でクリエイティブな人材も育てなければなりません。しかるべき投資枠に、成長性のある事業にダイナミックに投資するため、必要な時にはブレーキとなりますので、安心してどんどんアクセルを踏んでください。

リスクマネジメント本部長 小野田 貴 のヨコク
誠実な変態の誠実性を支えます!?
DUMMY

「コクヨのヨコク」CMで使われていた誠実な変態という言葉が好きです。企業には、その経済活動の原動力となる何かがあるものですが、製品やサービスを通して「社会課題を解決したい」とか「新たな体験価値を提供したい」という想いが、コクヨの原動力ではないでしょうか。
常識人は現状に満足していることが多いから、なかなか現状を変えることが難しい。だから、現状に不満や疑問を持って現状を変えていきたいと思っている変人、つまり変態が世の中を変えていくのだと思います。
ただし、これは誠実さが前提になっていなくてはいけません。その誠実さを支えるのが、私たちの役目だと思っています。新規事業や領域拡張には一定のリスクや不確実性は付き物ですが、そのなかで、会社と社員の持続可能性を探りリスクをコントロールしながら、皆さんが想いを形にすべく挑戦していくことをサポートしたい。コクヨが目指す森林経営を進めるには、まず種をまかなければいけません。挑戦こそ種であり、コクヨは種をたくさんまいているところです。種をまいて発芽させ、コクヨという土壌に合うものを選定したり移植したりしながら大きく育てるために、必要あるときはブレーキも踏みつつ、適切なリスクをとれる仕組みを整えていきたいと考えています。

理財本部長 梅田 直孝 のヨコク
コクヨのクリエイティビティをグローバルで見える化します!?
梅田 直孝


財務や経理に約30年間携わってきて、改めて今、数字の力を感じています。企業において数字は、成果や課題をステークホルダーの皆さんに分かりやすく伝えて、コクヨについて理解・応援していただくためのものであり、社員にとっては自信や誇りにつながるもの。グローバル企業を目指す上では、世界の人たちに応援していただくためにも、会計基準や財務規律もグローバルスタンダードへの変革が必要です。一方で、売上や営業利益などの数字をそのまま会社の評価だと信じて良いのかという懸念もあります。本当に社会課題に貢献できているか、価値ある製品・サービスを提供できているか。
今後は、どのような数字を示すのが社会や社員にとって、より付加価値が高いかを考える必要があると感じています。
社員の皆さんには、アイデアや投資戦略について敬遠せずどんどん相談してほしい。世の中に役立つ製品・サービスを提供する、そのワクワクを支えたいです。

CSV本部長 梅田 直孝 のヨコク
世界中のステークホルダーに応援してもらえる会社になります!?

SDGsの観点から、世の中の企業は大きく3つに分かれると聞いたことがあります。1つ目は「人や地球環境に害を与える企業」、2つ目は「害も与えないが、課題解決にも取り組まない企業」、3つ目は「課題解決に取り組む会社」。当然、コクヨが目指すのは3つ目。現在もカーボンニュートラルなどの課題に取り組んではいますが、それに加えてコクヨらしく社会課題の解決に踏み込むべく設定したのが「社内外のWell-beingの向上」「森林経営モデルの実現による事業領域拡大」です。これらのマテリアリティに取り組むことで、経済価値だけでなく社会価値を生み出したいと考えています。
目指したいのは、関心の高い1人が懸命に千歩進むより、世界中のコクヨ社員約6,000人が一歩ずつ進む組織。製品・サービスを提供することで社会に必要とされる企業になれば、経済価値が生まれ、さらに社会価値のある仕事につながるという、好循環を生み出したい。そのために、「世の中に役立つことがしたい」という社員の純粋な思いを後押ししていくのも私たちの役目です。

ヒューマン&カルチャー本部長 越川 康成 のヨコク
ヨコクを生み出すクリエイティブと、それを実現するリーダーシップの集団をつくります!?
越川 康成


ユニクロに勤めていた時に3回オフィス移転があり、コクヨが携わってくれました。移転のたびに働きやすさがこんなに変わるんだと驚いたのが、私がコクヨの提供価値を肌で体感した経験です。コクヨにはステーショナリーやワークプレイスなどを通じて子どもから大人まで長いスパンで人の人生に関わる事業・製品があり、そんな事業を通じて顧客の困りごと・社会課題を解決したいというピュアな思いを持つ人が多く、組織の土壌になっていることがコクヨの強みと感じます。そして、変態的なまでの情熱とこだわりを、ものづくりに注ぐクリエイティブな人たちがたくさんいることは、さらに磨き上げていくべきコアコンピタンスと考えています。

一方で課題と感じたのは、一人ひとりがこんなことを出来たら良いなという「ヨコク」があっても、目の前の業務最優先になったり、難題を乗り越えていこうと皆を引っ張っていくリーダーシップが必要なところで躊躇してしまっている場面をそれなりに見かけました。

そこで、掲げたのが「クリエイティブ」と「リーダーシップ」の強化です。今までにとらわれない形で課題解決するクリエイティブな発想や仕事をする人がもっと沢山になるための組織や人材マネジメントのあり方を創ります。また、リーダーシップは役職者だけに必要なものではなく、皆が仕事を進める上で必要なものです。コクヨにおけるリーダーシップを言語化し、人材育成の柱にします。こうした取り組みを足がかりに、独創的なアイデアを生むクリエイティブな人、勇気をもってそのアイデアを実行するリーダーがうじゃうじゃいる会社をつくっていきましょう。

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