「The Valuable 500」の事例共有会をコクヨのダイバーシティオフィス「HOWS PARK」で開催 障がい者雇用の促進を目指し、日本企業10社超が参加
コーポレートトピックス2024年06月04日
コクヨ株式会社(本社:大阪市/社長:黒田 英邦)は、障がい者の活躍推進に取り組む国際イニシアチブ「The Valuable 500(バリュアブル500、以下V500)」とともに、事例共有会を2024年5月30日(木)に実施したことをお知らせします。同会はコクヨのダイバーシティオフィス「HOWS PARK(ハウズ パーク)」にて開催され、V500の日本における会員企業10社超が参加しました。
コクヨは、「ダイバーシティ&インクルージョン&イノベーション(以下D&I&I)の推進」をサステナビリティ活動における注力すべき取り組みの一つに掲げ、多様な人財がそれぞれの個性・能力を発揮できる企業になることを目指しています。2021年には、障がい者が多様な価値を発揮できる社会の実現を、ビジネスにおけるインクルージョンの推進を通じて目指す世界的な活動であり、公益財団法人 日本財団が推進するV500の主旨に賛同し、加盟。障がい者の活躍を含めたD&I&Iを推進してきました。
本イベントは、2025年12月に東京で開催予定のV500アカウンタビリティサミット(通称:SYNC25)に向けた機運の醸成の一環として、障がい者雇用における会員企業同士の事例共有、意見交換を目的に開催されました。会場には、障がい者を含む多様なメンバーとの対話やワークショップを通して、新たな価値創造を実現する場を目指したコクヨのダイバーシティオフィス「HOWS PARK」が選ばれ、V500の会員企業13社が参加しました。
イベントの第1部では、コクヨより「コクヨが考えるサステナビリティ」、積水ハウス株式会社様より「ユニバーサルデザインおよび改正障害者差別解消法に関する取り組み」をテーマにそれぞれ講演を行いました。さらに第2部では、「HOWS PARK」と障がい者雇用を行うコクヨの特例子会社・コクヨKハート株式会社のオフィス見学を実施し、コクヨのファシリテーションのもと、インクルーシブデザインのプロセスを体験できるワークショップを開催しました。
コクヨは、「ダイバーシティ&インクルージョン&イノベーション(以下D&I&I)の推進」をサステナビリティ活動における注力すべき取り組みの一つに掲げ、多様な人財がそれぞれの個性・能力を発揮できる企業になることを目指しています。2021年には、障がい者が多様な価値を発揮できる社会の実現を、ビジネスにおけるインクルージョンの推進を通じて目指す世界的な活動であり、公益財団法人 日本財団が推進するV500の主旨に賛同し、加盟。障がい者の活躍を含めたD&I&Iを推進してきました。
本イベントは、2025年12月に東京で開催予定のV500アカウンタビリティサミット(通称:SYNC25)に向けた機運の醸成の一環として、障がい者雇用における会員企業同士の事例共有、意見交換を目的に開催されました。会場には、障がい者を含む多様なメンバーとの対話やワークショップを通して、新たな価値創造を実現する場を目指したコクヨのダイバーシティオフィス「HOWS PARK」が選ばれ、V500の会員企業13社が参加しました。
イベントの第1部では、コクヨより「コクヨが考えるサステナビリティ」、積水ハウス株式会社様より「ユニバーサルデザインおよび改正障害者差別解消法に関する取り組み」をテーマにそれぞれ講演を行いました。さらに第2部では、「HOWS PARK」と障がい者雇用を行うコクヨの特例子会社・コクヨKハート株式会社のオフィス見学を実施し、コクヨのファシリテーションのもと、インクルーシブデザインのプロセスを体験できるワークショップを開催しました。
1.コクヨの講演内容について
コクヨのマテリアリティ(重要課題)の一つである「社内外のWell-beingの向上」を実現するためには、「障がいの社会モデルに基づき社会のバリアを減らす」ことが必要であるとし、その具現化に向けた取り組みが紹介されました。
まず、コクヨのダイバーシティオフィス「HOWS PARK」の設計コンサルを担当したメンバーより、オフィスの構築プロセスの中で得られた気付きや「HOWS PARK」の目指す方向性が話されました。
次に、「HOWS PARK」の事例をもとに、インクルーシブデザイン手法による空間構築提案をお客様へのサービスとして展開を進めていること、そしてコクヨグループ内でBPO事業を請け負うコクヨアンドパートナーズ株式会社より、障がい者業務の切り出しや運営設計のコンサルティング、業務支援を行う新規企画が進行中であることが紹介されました。
続いて、コクヨ流のインクルーシブデザインの手法である「HOWS DESIGN(ハウズ デザイン)」について取り上げ、この手法は「社会のバリアを見つける」「解決方法のアイデアを検討する」「試作品で検証する」「具体的な商品やサービスで検証する」という4つのプロセスを繰り返すこと、そしてどのプロセスにおいても重視しているのは多様な人たちとの「対話」であることが伝えられました。
最後に、特例子会社コクヨKハートより、事業の概要やコクヨの障がい者雇用の実情が紹介され、「コクヨグループ内における障がい者インクルージョンはまだまだ発展途上。障がい者雇用を特例子会社任せにするのではなく、グループ全体で進めていけるよう、今まさに経営と議論を進めているところである」と、コクヨが本気でインクルーシブな組織に変わろうとする姿勢が示されました。
左:講演者と手話通訳 右:オフィスツアーの様子
第1部でのコクヨの講演内容を踏まえ、ワークショップではコクヨ流のインクルーシブデザインの企画開発プロセス「HOWS DESIGN」を体験するワークショップが行われました。
まず4グループに分かれた参加者は、リードユーザー※役と観察者役に分かれ、様々なタイプのミシン目を開ける際に「どのようなバリアがあるか?」の行動観察を行いました。参加者からは「ミシン目によって開ける際の力の入れ具合が全然違うように見える」「どのミシン目でも開ける際には両手を使っており、片手では開けられない」など、「ミシン目を開ける」という私たちが普段当たり前のように行っている動作の中で得られた気付きが挙げられました。さらに、その気付きに対して「なぜそのような事象が起こったのか」をファシリテーターより問われると、参加者たちは各々の仮説を発表。このように、行動観察、対話、仮説立てを繰り返すことで、当事者であるリードユーザーですら気付かないような潜在的なバリアを探るプロセスを体験しました。
まず、コクヨのダイバーシティオフィス「HOWS PARK」の設計コンサルを担当したメンバーより、オフィスの構築プロセスの中で得られた気付きや「HOWS PARK」の目指す方向性が話されました。
次に、「HOWS PARK」の事例をもとに、インクルーシブデザイン手法による空間構築提案をお客様へのサービスとして展開を進めていること、そしてコクヨグループ内でBPO事業を請け負うコクヨアンドパートナーズ株式会社より、障がい者業務の切り出しや運営設計のコンサルティング、業務支援を行う新規企画が進行中であることが紹介されました。
続いて、コクヨ流のインクルーシブデザインの手法である「HOWS DESIGN(ハウズ デザイン)」について取り上げ、この手法は「社会のバリアを見つける」「解決方法のアイデアを検討する」「試作品で検証する」「具体的な商品やサービスで検証する」という4つのプロセスを繰り返すこと、そしてどのプロセスにおいても重視しているのは多様な人たちとの「対話」であることが伝えられました。
最後に、特例子会社コクヨKハートより、事業の概要やコクヨの障がい者雇用の実情が紹介され、「コクヨグループ内における障がい者インクルージョンはまだまだ発展途上。障がい者雇用を特例子会社任せにするのではなく、グループ全体で進めていけるよう、今まさに経営と議論を進めているところである」と、コクヨが本気でインクルーシブな組織に変わろうとする姿勢が示されました。
2.ワークショップについて
まず4グループに分かれた参加者は、リードユーザー※役と観察者役に分かれ、様々なタイプのミシン目を開ける際に「どのようなバリアがあるか?」の行動観察を行いました。参加者からは「ミシン目によって開ける際の力の入れ具合が全然違うように見える」「どのミシン目でも開ける際には両手を使っており、片手では開けられない」など、「ミシン目を開ける」という私たちが普段当たり前のように行っている動作の中で得られた気付きが挙げられました。さらに、その気付きに対して「なぜそのような事象が起こったのか」をファシリテーターより問われると、参加者たちは各々の仮説を発表。このように、行動観察、対話、仮説立てを繰り返すことで、当事者であるリードユーザーですら気付かないような潜在的なバリアを探るプロセスを体験しました。
※障がいのある方をはじめとした社会のバリアに阻まれている方々の中で、商品をより良い状態にするため導いてくれる対象・開発の参加者
ミシン目を開けて、議論をする様子
障がいのある従業員や顧客のインクルージョンを推進し、障がいの有無にかかわらず誰もが使いやすい製品やサービスを開発するなど、企業の活動のあらゆる場面において障がいのある人の参加を得て、ビジネスのあり方を変え、よりインクルーシブな社会を作るために、私たちは世界中の企業と共に取り組んでいます。このような交流会を通じて、日本企業間の好事例共有と連携促進を図るとともに、国内の優れた取り組の国際的な発信を進めたいと考えています。
・コクヨ株式会社について
1905年創業のコクヨは、文具やオフィス向け家具などの製造・販売、オフィスの空間デザインを通じて、時代ごとのお客様の課題に向きあってきました。2021年に自らの社会における役割を「WORK & LIFE STYLE Company」と再定義し、「働く」「学ぶ・暮らす」のドメインで文具や家具だけにとらわれない豊かな生き方を創造する企業となることを目指しています。
・The Valuable 500について
「The Valuable 500」は、2019年1月の世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)にて、社会起業家のキャロライン・ケイシー氏により立ち上げられた国際イニシアチブです。障がい者がビジネス、社会、経済にもたらす潜在的な価値を発揮できるよう、経営者が自社のビジネスをインクルーシブにする改革を起こすことを目的としています。これまでに世界45ヶ国から500社以上(日本企業54社含む)が当イニシアチブに加盟しています。
・日本財団について
痛みも、希望も、未来も、共に。
3.The Valuable 500コメント
4.共催企業(積水ハウス株式会社)コメント
積水ハウスは、1970 年代から高齢者や障がい者に配慮した住宅開発に取組み、誰もが心地よく暮らせる住環境の創造に努めてまいりました。本年 4 月の改正障害者差別解消法施行を受け、多様なお客様をお迎えする指針を、ソフト面、ハード面で改めて定め、従業員研修や現場実習に取り組んでいます。これからも高齢者・障がい者・子どもなどすべての人がいきいきと暮らすことのできる住まいづくり、まちづくりを推進してまいります。
【参考情報】
1905年創業のコクヨは、文具やオフィス向け家具などの製造・販売、オフィスの空間デザインを通じて、時代ごとのお客様の課題に向きあってきました。2021年に自らの社会における役割を「WORK & LIFE STYLE Company」と再定義し、「働く」「学ぶ・暮らす」のドメインで文具や家具だけにとらわれない豊かな生き方を創造する企業となることを目指しています。
・The Valuable 500について
「The Valuable 500」は、2019年1月の世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)にて、社会起業家のキャロライン・ケイシー氏により立ち上げられた国際イニシアチブです。障がい者がビジネス、社会、経済にもたらす潜在的な価値を発揮できるよう、経営者が自社のビジネスをインクルーシブにする改革を起こすことを目的としています。これまでに世界45ヶ国から500社以上(日本企業54社含む)が当イニシアチブに加盟しています。
URL:https://www.thevaluable500.com/
・日本財団について
痛みも、希望も、未来も、共に。
日本財団は1962年、日本最大規模の財団として創立以来、人種・国境を越えて、子ども・障害者・災害・海洋・人道支援など、幅広い分野の活動をボートレースの売上金からの交付金を財源として推進しています。
V500と共に、各国の企業間の学びの共有促進を目的とした会議の開催等を通して障害が理由で諦めることのない社会の実現を目指していきます。
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