四万十高校生によるレポート
2013年 植生調査結果
調査日 | 2013年10月3日 |
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天気 | 晴れ |
調査メンバー | 四万十「結の森」妖精チーム・自然環境科1年合 |
調査エリア | C地点・D地点 |
※レッツリポートで行った調査ではなく、別の日程で行った調査の結果です。
風当たり
日当たり
土の湿り具合
階層ごとの高さと植被率
D地点に比べC地点の高木層、草本層の植被率が高くなっています。
間伐の効果でD地点の高木層の植被率は減少し日当たりが良くなっています。
※高さ・・・9地点のうち最も高いところの値
※植被率・・・9地点の平均値
出現種率
C地点・D地点の種数を比べると、昨年まではC地点の下草の種数の方が多い傾向にあったのが、今年からは、D地点の下草の種数も増えてきています。
1年前との比較<C地点・D地点>
まずC地点を一年前の結果と比較してみたいと思います。
高さ・植被率
高木層と草本層の植被率は増加しましたが、低木層の植被率は下がっています。
植物の出現種数
2012年の調査では減少していた草本層の種数が2013年には増えており、シダ以外の様々な植物が出現しています。
次に、D地点を一年前の結果と比較してみたいと思います。
高さ・植被率
2012年と比較し、草本層の植被率が約4倍になっています。
植物の出現種数
全体的に種数が減少していますが、日当たりが良くなっているため、今後C地点のように日当たりの良い所を好む植物が増加し、種数も増加すると考えられます。
調査結果まとめ
・ 2012年に減少したC地点の草本層の種数と植被率も2013年には再び増加している。
・ D地点の下草の種数と植被率が増加しており、2011年に行った間伐の効果が出てきている。
・ D地点の種数がC地点を上回っており、D地点は間伐の効果が出てきているが、間伐8年目のD地点は、徐々に高木層・低木層の植被率や種数が増加し、下草の種数が増えにくくなっている可能性がある。
・ 間伐の影響が少しずつ現れ始めている。今後も継続して調査を実施することで、間伐により環境がどのように変化するのか見ていきたい。