四万十高校生によるレポート
2016年 植生調査結果
調査日 | 2016年11月13日 |
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天気 | 晴れ |
調査メンバー | 四万十高校「結の森」妖精チーム、コクヨ社員・四万十町森林組合、高知県、四万十町 |
調査エリア | C地点(2006年間伐) D地点(2011年間伐) |
風当たり
日当たり
土の湿り具合
階層ごとの高さと植被率
D地点に比べC地点の高木層、低木層、草本層の植被率が高くなっています。
※高さ・・・9地点のうち最も高いところの値
※植被率・・・9地点の平均値
出現種率
C地点・D地点の種類を比べると、低木層の種類は、C地点の方が多く、草本層の種類は両地点で
差はほとんどありませんでした。
1年前との比較<C地点・D地点>
まずC地点を一年前の結果と比較してみたいと思います。
高さ・植被率
高木層と低木層の高さは前年度と比較し高くなっています。
植被率は、高木層、低木層、草本層共に大きな変動はなく安定しています。
植物の出現種数
ここ数年でウラジロなどのシダ類が成長するに従い、植生が変化しましたが、その変化が落ち着いてきました。
かつては、田んぼ周辺の雑草なども確認できましたが、それらは姿を消しました。
次に、D地点を一年前の結果と比較してみたいと思います。
高さ・植被率
2015年と比較し、草本層の植被率は増加しています。
D地点はC地点とは異なり、シダ植物は繁茂していませんので来年度はさらに植被率が増加することを
期待しています。
植物の出現種数
2015年と比較して、草本層の種類が減少しています。鹿の食害が原因ではないかと考えていますが、
はっきりしたことはわかりません。
調査結果まとめ
・ C地点ではウラジロなどのシダ類が下層を被い、草本類が育ちにくい環境にありますが、防災面からは問題は
ないと考えられます。
・ D地点では土壌がむき出しだった場所にも植物が生えてきつつあり、今後の変化を見守りたいと思います。
周辺の植生をみても、D地点ほどウラジロがない場所は見当たらず、特殊な気がします。今後の検討課題です。