四万十高校生によるレポート
2018年 植生調査結果
調査日 | 2018年11月23日 |
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天気 | 晴れ |
調査メンバー | 四万十高校「結の森」妖精チーム、コクヨ社員・四万十町森林組合、高知県、四万十町 |
調査エリア | C地点(2006年間伐) D地点(2011年間伐) |
風当たり
日当たり
土の湿り具合
階層ごとの高さと植被率
C地点の方がD地点よりも植被率が高く、草本層の植被率では大きな差が見られます。
※高さ・・・9地点のうち最も高いところの値
※植被率・・・9地点の平均値
出現種率
昨年に比べて草本層の種類数はC地点、D地点ともに減少しています。
ウラジロが林床を覆っているため、種類数が少なくなったのだと思われます。
1年前との比較<C地点・D地点>
まずC地点を一年前の結果と比較してみたいと思います。
高さ・植被率
それぞれの層で高さが増していますが、植被率に大きな違いはありません。
C地点の植生が安定してきたことがわかります。
植物の出現種数
高木層と低木層ではほとんど変化がないですが、草本層が減少しました。
ウラジロが覆うことで草本層の小さな植物が生長しにくくなったためだと考えられます。
次に、D地点を一年前の結果と比較してみたいと思います。
高さ・植被率
C地点と同じく、各層の高さは増加しています。
植被率は昨年予想した通りほとんど変化がなく、各層とも安定してきています。
植物の出現種数
植物の種類数は低木層と草本層で大きく減少しています。
落葉して種類が判断できなかったものが多かったためだと思われます。
調査結果まとめ
C地点は間伐を行って12年、D地点は間伐を行ってから7年が経過し、それぞれの地点で植生が安定してきたように思います。C地点では草本層、低木層、高木層の三つの層が見られる複層林が形成されています。天然林と同じく、水源の涵養、土砂災害の防止の機能も十分備えていることでしょう。D地点ではまだ変化が見られると思うので、今後も調査を行い、その変化を観察していきたいです。