四万十高校生によるレポート

2012年 清流基準調査結果

調査日 2012年  7月22日(土)
2012年10月22日(日)
2012年10月27日(土)
調査メンバー コクヨ社員・四万十町森林組合・四万十高校自然環境科生徒及び有志の生徒

2012年度は四万十川の支流である梼原川が四万十川に流れ込む手前にある「田野々」という地点と、その梼原川が四万十川に流れ込んだ直後にある「吾川」の2地点で調査を実施しました。

水流度調査結果 1

水流度調査結果 1

今回の調査結果として、7月に行った調査よりも、10月の調査の透視度で高い値がでています。一概にはいえませんが、きれいな川といえます。

水流度調査結果 2

水流度調査結果 2

水質階級は調査を開始してからの平均をとると1級になります。たまにスコア値の低い水生生物も採取されますが、ほとんどがスコア値の高い水生生物で、水生昆虫調査結果からは水質きれいな川といえます。

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水質階級判定基準

水質階級判定基準

水質階級は調査を開始してからの平均をとると1級になります。たまにスコア値の低い水生生物も採取されますが、ほとんどがスコア値の高い水生生物で、水生昆虫調査結果からは水質きれいな川といえます。

スコア値平均の変化

スコア値平均の変化

スコア値平均はあまり変化がありません。水質の変化を見るには継続して調査していくことが必要と考えます。

透視度の変化

水生生物調査結果

今回の10月の調査では透視度が飛躍的にあがっていますが、透視度の値は調査前・調査日の天候に左右され 水質と安易に結びつけることはできませんが、水のきれいな川としての値がでているというこはいえると思います。

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水生生物調査まとめ

森林と川とのつながりを見るためにも、植生調査とあわせて水質調査も必要である。
昔と比べて水生生物が減ったという話があるので、水質階級1級といえど水質は悪くなってきていると推測できる。水質改善には長い年月が必要で、継続した調査が必要である。