四万十高校生によるレポート

2021年 清流基準調査結果

調査日 2021年7月17日(土)
調査メンバー 四万十高校、コクヨ、四万十町森林組合、高知県、四万十町

今年も新型コロナウイルス感染症拡大防止のため校外での活動が規制されていたこともあり、田野々での調査を2回しか行えませんでした。
7月の清流度調査では天候に恵まれず大雨の中実施しました。流れも速く透視度の調査も行えませんでした。以下の結果をご覧ください。

水流度調査結果 1

水流度調査結果 1
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水流度調査結果 2

水流度調査結果 2

水質階級判定基準

水質階級判定基準

2021年7月の水質階級は、田野々川で5級でした。スコア値の高い水生昆虫ばかり見つかりましたが、採取できた種類は少なかったため水質階級は低くなってしまいました。この種類数の少なさは、夏季ということもありほとんどの水生昆虫が羽化して成虫となってしまったことと、調査に入る直前まで大雨だったため増水の影響で川の流量が多くなり、普段は河原であるところまで水が流れていたことも原因だと考えました。

スコア値平均の変化

スコア値平均の変化

2021年の平均スコア値は、田野々川の6月が8.0、7月は8.6となりました。

透視度の変化

水生生物調査結果

※R3年度は大雨の影響で透視度を測れていません。上記グラフはH22~R2年度までの結果です。

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清流度基準調査まとめ

清流度基準調査は調査前・調査日の天候、観測者の視力に左右されるため、水質と安易に結びつけることはできず、科学的な精度は低いですが、誰もが参加できる調査であり、川や山のことを考えるきっかけになる有用な調査であるでしょう。