コーポレートガバナンス

基本的な考え方

当社グループは、将来にわたる企業のありたい姿を「コクヨは、商品・サービスを通じて、顧客の創造性を向上する価値を提供することにより、人々のより良い はたらく・まなぶ・生活する“Quality of Lifeの向上”を実現し、社会の役に立つLife & Work Style Companyを目指す」とし、商品及びサービスを通じてお客様の知的活動をサポートし続ける企業グループでありたいと考えます。

当社グループは、持続的かつ長期的な企業価値の向上を実現するために、経営の効率性、透明性及び公正性の確保が重要な要素であると考え、経営体制の構築及び運営に当たっては、これらの継続的な充実に取り組んでまいります。

当社は、2011年に独立社外取締役を招聘したうえで人事・報酬委員会を任意の機関として設置し、執行と監督の分離を目指してまいりました。2015年にCEOサクセッションを行い、2020年から取締役会の議長を社外取締役が担っております。そして今回、多様なステークホルダーの信頼に応えうるコーポレート・ガバナンス体制を確立するため、監督体制の強化、経営各層の責任の明確化、経営の効率化、透明性及び公正性の向上をより図る観点から、さらなるコーポレート・ガバナンス体制の充実を目指し、指名委員会等設置会社へと移行しました。

コーポレート・ガバナンス体制

当社は、指名委員会等設置会社であり、当社の取締役会の過半数を独立性を有する社外取締役により構成するものとしています。また、指名委員会、監査委員会及び、報酬委員会を設置し、委員の過半数を社外取締役で構成しています。多様なステークホルダーの信頼に応え得るコーポレート・ガバナンス体制を確立するため、監督機能の強化、経営各層の責任の明確化、経営の効率性、透明性及び公正性の向上を図っています。

1. 取締役会

当社の取締役会は、社外取締役6名を含む計9名で構成され、議長は社外取締役が務めています。
取締役の任期は1年とし、経営環境の変化へより迅速に対応できる体制を整えています。
取締役会の開催状況は、原則として毎月1回開催している定時の取締役会のほか、必要に応じて臨時の取締役会を開催しています。
当社は、経営の監督と業務執行の機能を分離し、取締役会は、コクヨグループ全体の経営方針の決定及び事業計画等の重要な意思決定を十分な議論を経て行うとともに、業務執行を監督する機関に特化しています。

2. 指名委員会

当社の指名委員会は、社外取締役4名を含む計5名で構成され、委員長は社外取締役が務めています。
指名委員会は、株主総会に提案する取締役の選任・解任に関する議案の決定、並びに取締役会へ上程する執行役・執行役員の選任・解任、及び、代表執行役・役付執行役の選定・解職に関する議案の検討を行います。
委員会での決議又は審議内容については、委員会に選定された指名委員が適宜・適切に取締役会に報告します。

3. 監査委員会

当社の監査委員会は、社外取締役2名を含む計3名で構成され、委員長は常勤の非業務執行取締役が務めています。
監査委員会は、執行役及び取締役の職務の執行の監査及び監査報告の作成、会計監査人の選任及び解任並びに不再任に関する議案の内容の決定等を行います。また、監査の実効性を確保するため、監査委員会は、各事業及び機能責任者と定期的に意見交換を行うとともに、内部監査部門及び主要子会社の監査役と緊密に連携できる体制を整えています。委員会での決議又は審議内容については、委員会に選定された監査委員が適宜・適切に取締役会に報告します。

4. 報酬委員会

当社の報酬委員会は、社外取締役3名で構成され、委員長は社外取締役が務めています。
報酬委員会は、取締役、執行役及び執行役員に関する報酬制度、当該制度に基づく個々の取締役、執行役及び執行役員の報酬等を審議・決議します。
委員会での決議又は審議内容については、委員会に選定された報酬委員が適宜・適切に取締役会に報告します。

5. 内部監査

当社の内部監査体制としては、内部監査部門を設置し、当社及び関係会社を監査対象としています。内部監査部門は、代表執行役社長及び監査委員会を報告対象とするデュアルレポート体制を取ります。
内部監査担当者、監査委員及び会計監査人は、定期的に会合を開催して意見及び情報を交換し、相互連携を強化しています。また、監査委員会は、グループ連結子会社の監査役と定期的に意見及び情報交換を行います。

コーポレート・ガバナンス体制図
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