コクヨには、できるだけ多くの人にとって使いやすい製品を目指して開発された、
たくさんのユニバーサルデザイン製品があります。
いえいえ、まだ世の中ではあんまり認知されてませんでしたねえ。
だから、まずは「クリップだとか画びょうに、ユニバーサルデザインを取り入れたら、一体どんなものが出来上がるんだろう?」ってところから考え始めたんです。
つまり、今までの画びょうって、使ってるときにどんな不都合があるのか、そこから調べることにしたわけです。
そしたら、「手や指に針が触れると痛い」だとか「靴の裏に刺さっちゃった!」だとか、いろんな声が上がってきた。
そもそも画びょうって、小学生の子供も使うし、おじいちゃん、おばあちゃんも使う。 誰でも使う、慣れ親しんだ商品なのに、なんと針が付いてる道具なんです。
となると、ユニバーサルデザインとしては、もっと安心して使える道具にしたいと、方向性としてはそうなってきたわけです。
改善すべき部分は、「針が常に露出していない」、そうして「刺したいときだけ針が出ている」というイメージだなと。でもそれだけじゃダメなんです。刺した画びょうは、抜くときは抜けやすくなきゃいけない。